MISSION

わたしたちの使命

森の恵みを
次世代へ

わたしたちが暮らすのは、東に八ヶ岳、北に蓼科山や霧ヶ峰などに囲まれた高原です。

諏訪湖にもほど近い場所で、夏は涼しく、冬は-10℃を下回る厳しい寒さを乗り越えなくてはいけない場所です。

今では暖房といえばエアコンやストーブが当たり前ですが、

ガスやガソリンが普及する以前の日本では、薪や炭が貴重なエネルギー源でした。

森は、日本の多くの農産村にとっては、貴重な換金価値のある資源だったのです。

それが、戦後急速に利用されなくなり、日本中の薪炭林は
針葉樹の森に人工的に転換
されていくことになります。

そんな中でも、私たちは、薪炭林の利用をつづけてきました。

なぜ、利用しつづけられたか?

それは、日本人の食に欠かせない「かつお節」の生産に薪が必要とされていたから。

かつお節生産に適する薪は「コナラ」という木です。

コナラの木が生えていた里山は、戦後の拡大造林で急速に失われてしまいました。

今では、少なくなってしまった「コナラ」ですが、

近年では、別荘地での薪ストーブブームで需要が伸びています。

森の成長するスピードを超えて伐採されてしまっています。

これからも、持続的に森を利用していこうとすると、

資源を守りながら次世代へとつなげていくことが重要です。

私たちは、事業活動を通して森を育てることで

縄文時代より続いてきた薪炭林を

これからも持続可能な状態で次世代へとバトンタッチしたいと考えています。